漫画を読むためですが・・・

いまさらながら、かわぐちかいじの『ジパング』を読みはじめまして。

海上自衛隊の最新鋭イージス艦「みらい」が、海外派遣でエクアドルに向かう途中に落雷を受け1942年にタイムスリップしてしまうという話。

我々の世代なら「おお、『ファイナル・カウントダウン』だ」と思うヤツです(海自版『戦国自衛隊』とも)。


読み進めていくうちに、太平洋戦争史が記憶から抜け落ちているなあと。

いや、そもそも高校日本史では「戦史」はやりません。イケイケどんどんで戦線が延びきって、カウンターパンチ食らって追い詰められてという大まかすぎる流れくらい。

もちろん、これまでもいろいろなところで見聞きしたり本で読んだりと、場面場面の話、またある部分は割と深く触れてきてはいましたが、時系列で出来事を網羅するということは無かったので。

日本人としてそれではイカンと思い立ったわけでなく、漫画を読むのに史実を知らないと面白くないという理由で恐縮ですが、改めて学んでおこうと。


で、たまたま図書館で手に取ったのがこれ。

『面白くてよくわかる!太平洋戦争』

タイトルの「面白くて」に引っかかりを感じなくもないですが、たしかに「よくわか」ります。

開戦に至る過程から終戦後まで扱っているので、『ジパング』に関わる部分はそれほど多くはありませんが、取り入れられているエピソードは結構あります。

いま15巻を読んでいるところですが、ここまで出てきたのはワスプ撃沈、ガダルカナル島、アッツ島キスカ島、ダンピール海峡のスキッピング・ボム、ブーゲンビル島、援蒋ルート。

ここから先、『ジパング』の世界では歴史が変わっていくのかもしれませんが、その際も現実の出来事を知っていた方が断然面白いかと。

とにかく「ざっと」「簡単に」「出来事の流れをつかむ」ことができるので、『ジパング』に限らずこの時代の物語のお供にお勧めです。




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